2018年を北海道で迎えよう!洞爺湖を臨む白銀の世界で過ごす年末年始
- 2017.11.29
- 観光案内室
夏は涼しい避暑地の北海道。今年の夏は厳しい暑さが続いておりましたが、お盆を過ぎた頃から暑さも和らぎ、少しずつ秋の気配が感じられます。
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋。夏の暑さが落ち着き過ごしやすくなり、さまざまな好奇心が活発になる秋。
今回は秋のおでかけにおすすめ!北海道の美しい「感動の風景」をご紹介したいと思います。
日本を代表する夜景都市「札幌」は、2015年10月神戸・長崎とともに「日本新三大夜景」に選定されました。
広大な石狩平野がまるで宝石を敷き詰めたかのようにキラキラと光り輝く大パノラマは、想像を遥かにこえ、見た人の心を奪います。
もいわ山山頂展望台
もいわ山からの夜景は1年を通して楽しむことができます。4月~11月は藻岩山観光自動車道で中腹駅まで車で行き、そこからミニケーブルカーで山頂へ向かいます。
360度見渡すことのできる山頂からの夜景は、息をのむ圧巻の美しさです。
心地よい高揚感「煌めく夜景」をもう一つご紹介します。
札幌から車で約2時間の「室蘭」は、工場夜景のまちとして脚光を浴び「日本五大工場夜景」として多くの夜景ファンを魅了しています。
北海道を代表する工業都市として発展してきた室蘭の港には、鉄鋼所、造船所などの大きな工場が囲むように立ち並んでおり、夜になると工場群の保安灯の強い光が周囲を照らします。
保安灯の光が煌々と美しく輝き放つ世界は、まるで近未来世界のSF映画の中にいるようです。
時空を超えた力強さと綺麗であるほどなぜだか切なくなる感じも、工場夜景の魅力です。
室蘭の港は緩やかな高台に囲まれています。高台や港に続く坂道からは展望スポットごとに違う夜景を楽しむことができます。その中でも「白鳥大橋」と港がコラボした工場夜景はロマンティックな美しさです。
次に、まるで時間が止まったかのような、ノスタルジックな雰囲気漂う感動スポットをご紹介します。
町全体がレトロな雰囲気につつまれ四季を通して観光客で賑わっている小樽。
大正硝子館や小樽貴賓館などの歴史的建造物、海を仕切っただけのプールなど大自然の中の水族館ならではの楽しさがあるおたる水族館、新鮮な海鮮を安く!美味しく!味わえる市場など、小樽にはおすすめの観光スポットがたくさんあります。
中でもおすすめしたいのが「小樽運河」です。
運河沿いには石造りの倉庫が立ち並び、夜になると柔らかい明かりのガス灯がキラキラと川面を照らします。元々は海運業が盛んだった大正時代に作られた水路でしたが、昭和30年代に運河としての役割を終え、昭和60年代初めに一部の埋め立てを行い、散策路などが整備され、ノスタルジックな雰囲気漂う美しい水路の景色となりました。
青空と緑が美しい爽やかな運河、ガス灯に灯がともる夕暮れの運河、暖かい色のガス灯に包まれる夜の運河、どの時間の小樽運河も訪れる人を魅了してくれます。
白い雪の輝きある冬の小樽運河も素敵で1年をとおして楽しむことができます。
「小幌駅」をご存知ですか?
小幌駅は北海道豊浦町にある「日本一の秘境駅」という称号をもつ、郷愁感たっぷりの風情ある秘境駅です。
1943年に長万部駅と岩見沢駅を結ぶ室蘭本線沿線上にある無人駅として開業しました。人里から遠く離れ、人が訪れることを拒んでいるような雰囲気から、秘境駅マニアの方の間では聖地と言われています。
人もいない、家もない、道もない、だけど駅はある。当然1日あたりの平均乗降客数は0人。そんな状態が長く続き、JR北海道は2016年3月で駅を廃止する方針を表明しました。しかし、その廃止が伝えられると、別れを惜しむ多くの人が駅に訪れ、その様子をみた豊浦町がJR北海道に働きかけ存続が決まったという珍しい秘境駅です。
今では鉄道ファンだけではなく、歴史を感じさせる駅舎、風情ある風景の秘境駅を体験したいと、たくさんの人で賑わっています。2018年8月4日(土)から「秘境到達証明書」が発行されるほど人気の観光スポットとなっています。
札幌から車で約2時間。これほど美しいブルーを見たことがない。と、誰もが絶句する美しい青色の海が広がります。北海道の西側・日本海に突き出た積丹半島は「シャコタンブル―」と呼ばれるダイナミックで美しい絶景スポットです。
四方の海に囲まれている北海道には感動的な岬が多くあり、積丹半島の北西部から日本海へと突き出た「神威岬」もその一つです。神威(かむい)とはアイヌ語で「神」。源義経とアイヌの娘チャレンカの悲しい恋の伝説が残る、美しさと悲しさをあわせもった神秘的な岬です。
岬の先端にむけて整備された遊歩道(約770m)は「チャレンカの小道」と名付けられ、岬の先端近くまで行くことができます。そこから見渡す景色は視野300度の超絶景!あまりの美しさに心奪われます。
どこまでも続く透き通った海原「積丹岬」に感動したあとは、波打ち際まで近づいて奇跡の透明度を誇る積丹の海を間近に感じてください。
「日本の渚百選」の一つでもある島武意海岸は、断崖絶壁が続く積丹半島でも波打ち際まで下りられる唯一の海岸です。トンネルを抜けると、目の前に広がる鮮やかな青い海!感動に打ち震えます。
駐車場から島武意トンネルを通ると展望スペースがあり、海岸へは断崖絶壁の遊歩道を歩いて行きます。
急斜面の昇り降りがあり気軽に散歩とはいきませんが、遊歩道の斜面から眺める様々な表情の景色、水と空気の境目がわからないほど透明な海。奇跡の透明度を誇る澄んだ海に癒される感動の一時がお過ごしいただけます。
支笏洞爺国立公園に属し4町1村(倶知安町・ニセコ町・京極町・喜茂別町・真狩村)にまたがる「羊蹄山」は、北海道を代表する名山で、日本百名山の1つに数えられる成層火山です。
標高1,898m、頂上には周囲約2,000m深さ約200mの楕円の火口があり、優美な円すい形の山容が富士山に似ていることから「蝦夷富士」と呼ばれ親しまれています。
標高1,700m以上の高地では100種類以上の高山植物が咲き誇り、130種類以上の野鳥が生息しています。登山を楽しみたい方はもちろん。麓の町からも様々な表情の羊蹄山の眺望を楽しむことができます。
清々しい空気、雄大な自然に囲まれた紺青色の湖水が見る人の心を捉える「洞爺湖」。
自然が見せる美しい表情は、四季折々、天候や時間帯によって様々で、何度訪れても新たな発見があり魅惑の観光スポットです。
「北海道らしい風景を楽しみたい!」「ただただ自然に感動したい!」そんな風景を求めている方におすすめしたいのが洞爺湖です。
紺青色の湖面が太陽の光でキラキラと輝く風景も素敵ですが、陽が沈み空が茜色に染まる頃、山々のシルエットが湖上に映し出される風景は時と自然が織りなす芸術の世界。まるで絵画のような美しさは穏やかな感動をあたえてくれます。
湯のまち、美しい景色のまちとして有名な洞爺湖ですが、知的好奇心を満たしてくれるまちとしても人気があります。
「人と自然がふれあう野外彫刻公園」をテーマに、洞爺湖を囲む約43kmの周囲に56人の作家による58基の彫刻群が設置されています。
安田侃(かん)作の大理石の彫刻「回生」や、人の顔をしたマスクのようなイゴール・ミトライ作の「月の光」はじめ、個性豊かな彫刻作品が洞爺湖周辺の美しい緑や湖水を背景に自然と一体となって、見る人々に感動を与えてくれます。
季節、天候、陽射しによって作品の印象が変わるのも野外アートの魅力ですね。
洞爺湖には「洞爺湖八景」と呼ばれる景観スポットがあります。その中の一つ「浮見堂公園」は道道578号線沿い洞爺湖の北の湖岸にあり、湖に浮かぶように建っている二重の塔が特徴的な美しい公園です。
「洞爺湖ぐるっと彫刻公園」にも含まれており「夢洞爺」・「輪舞」・「胞」の3つの彫刻が設置されています。ここでも豊かな大自然と潤いのあるアートを眺めることができます。
公園の東側には、湖へ突き出るような場所に建っている公園の象徴ともいえる朱塗りの二重の塔「浮見堂」がみえます。洞爺湖の青、赤い屋根と白い壁のコントラストが美しい湖岸の風景は絶好の撮影スポットです。
北海道の美しい「感動の風景」11選!最後は洞爺湖や内浦湾を一望するリゾートホテルからの絶景をご紹介します。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパは標高625m、洞爺湖を臨むポロモイ山の山頂に建つ、圧倒的な大自然に囲まれた環境の中にあります。
ホテルのロビーからは、限りなく広がる空と大地、蒼く澄んだ洞爺湖や海まで、360度パノラマビューの他に類を見ない、絶景のロケーションが楽しめます。
日の出の頃、眼下に幻想的に広がる雲海や、空の色が刻々と変わる様子に目が離せなくなるサンセットまで、一日のすべての時間をスケール感のあるロケーションと自然の美しさを感じることができます。
どの客室からも洞爺湖または内浦湾のパノラマが楽しめ、星付きレストランでの美食はもちろん、スパ、プール、温泉、ゴルフやアクティビティなど、リゾートステイを存分に堪能できる宿泊プランがあります。北海道を代表する5つ星ホテルで至福のひとときをお過ごしください。
北海道の美しい「感動の風景」はいかがでしたか。今年の秋は、北海道の雄大な美しさに心と体をときほぐす旅に出かけてみませんか。
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