ミシュランガイド北海道2017特別版に掲載!|レストラン部門で3店舗!ホテル部門では5パビリオン
- 2017.06.07
- サービスの秘密
日本人はふわっもちっとした食感のパンが大好き。優しい食感を生み出す魔法の材料は小麦粉です。今回は、北海道産小麦を使ったパンの魅力を探る為、「パンが主役の”ものづくり”」というブログを運営されているnagyiさんに、編集部の天野がお話をお伺いしました。後半では、「心温まる癒し系パン」「アートな空間のこだわりパン」「大人のラグジュアリーなパン」をご紹介しますよ。
※画像はイメージです
【天野】こんにちは。本日は北海道産の小麦を使った美味しいパンについてお話をお伺いしたいと思います。どうぞ宜しくお願いします!では、素朴な疑問ですが、どうして北海道産の小麦は人気があるのでしょうか?
【nagyi】はい、恐れ多いですが、北海道の小麦について、私の感覚でお話しさせて頂きますね。現実的なお話をすると、北海道は気候と土地の広さから小麦粉の生産量が日本一多いんですよ。例えば、代表的な小麦粉の品種銘柄ははるゆたか、はるよこい、きたのかおり、ゆめちから等いくつもあります。
【天野】なるほど!
【nagyi】現実的にそのような事柄が、人気の高さに繋がっていると思います。
【天野】それは知らなかったです!
【nagyi】 日本では小麦粉の事を「うどん粉」と呼んでいたぐらいですから、日本の小麦粉はうどん向きの粉なんです。国産小麦より輸入小麦の方が、パン作りに向いている小麦粉と言えるのは、今も変わりません。ですが、国産の小麦粉の普及率や輸入小麦の農薬の問題があり、「国産小麦を使ったパンを食べたい!」という方が増えたのは、自然な事だとも思います。
【天野】ふむふむ。全国的に国産ものは人気がありますもんね。
【nagyi】そんな流れから、パン作りに向いている銘柄が多く、 安定して生産量がある北海道産小麦に人気が集まったのではないでしょうか? 現実的な観点で言えばこんな感じかと私は思っています。 実際は、同じ北海道産の粉でも、製粉会社によって味が違うパンになる事があったり、 品種銘柄によっては必ずしも美味しいと感じる粉ばかりではないと思うんです。 そこは個人の好みが大きいかもしれませんね。
【天野】 そうなんですね。
【nagyi】 さて、締めくくりとしては日本人はデンプンのもちもち、ご飯のもちもち感が大好きな人種。お米の国ですからね。だから、ふわっとしつつもちっとしたパンが焼ける北海道産の小麦粉が人気なのも、自然な事かも知れません!
【天野】あぁ!確かにそうかもしれません。サンドウィッチでも、もちっとした食感だと、日本人はホッと安心しますよね。先祖代々、もちもち大好きですもん。という事は、北海道産小麦のパンは、日本人のルーツを呼び覚ます味なのかも!今回は貴重なお話を伺えて嬉しかったです。また一歩パンの魅力に近づけました。どうも有難うございました。
では、ここからは心温まる癒し系のパンをご紹介します。
※画像はイメージです
まず一軒目は、洞爺湖町にあるパンの店「森のくまさん」。おすすめはお惣菜パンのジャーマンポテト。こんがりとキツネ色に焼けた丸いパンの中で踊るのは、マヨネーズ風味のじゃが芋。もちろんじゃが芋は洞爺湖町で採れたてのもの。たっぷりと乗ったゴーダチーズとのハーモニーが堪りません。くまの切株という可愛らしい名前のパンは、洞爺の切株そのもの。渦巻き状の生地に甘い蜂蜜をトッピングした、ご機嫌なパンです。
出典:「森のくまさん」ホームページ
「森のくまさん」詳細
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町高砂町109-4
【営業日】月曜・水曜・金曜・土曜(10:00~18:00)
【お問い合わせ】0142-76-4908
【URL】http://www.panya-morikuma.com/
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二軒目はオーナーの熱意が生んだ「ラムヤート」。お洒落でいてどこかナチュラルな雰囲気は、店主のセンスが光ります。店内はアーティストとコラボレーションもしているので、非日常的な空間。肝心のパンは自家製天然酵母を使い、じっくりと自然発酵。手作りの石窯で焼く本格派のパンが味わえます。おすすめは、玄米粉の食パン。玄米粉は洞爺湖町の農園のものを使うという、こだわりよう。パンに対するひしひしとした愛情と熱意が伝わってきますね。
※1~3月は冬季休業、4月1日よりオープン予定
「ラムヤート」詳細
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町128-10
【営業日】土曜・日曜・祝日(10:00~16:00)カフェのラストオーダーは15:30
【お問い合わせ】0142-87-2250
【URL】https://www.facebook.com/ラムヤート
【地図】
最後は、ウィンザーホテルのベーカリー「ブーランジュリーウィンザー」をご紹介。おすすめは、こだわりのクロワッサン。低温でじっくりと発酵させた生地には北海道の発酵バター。柔らかくしっとりとした食感は、クロワッサンというより、優しい絹のカーテンのよう。少しトースターで温めたらジャムを載せて、口いっぱいに頬張りましょう。
セーグルフリュイというライ麦パンも外せません。北海道産のライ麦生地に、ダークラム酒に漬けたレーズン、トルコ産の白いちじくなどを贅沢にトッピングしました。ワインやチーズとの相性はもちろん、朝食にも楽しめるパンです。
「ブーランジュリーウィンザー」詳細
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町清水
【場所】ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ内 1F
【営業時間】5月~10月(7:00~18:00)11月~4月(8:00~17:00)
【お問い合わせ】0120-290-500
【URL】https://www.windsor-hotels.co.jp/ja/restaurant/boulangerie/
【地図】
横浜髙島屋の第14回北の味便り 大北海道展(4月12日~18日)と静岡伊勢丹(5月3日~8日)に「ブーランジュリーウィンザー」が出店します。北海道産小麦にこだわった最高級のパンがお買い求め頂けるチャンス。ぜひこの機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。
今回は北海道産小麦の魅力、洞爺湖町のパン巡りについてお伝えしました。心が弾む美味しいパンは明日への活力。素敵な朝食と喜びあふれる時間が待っています。
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